ジルコニアインプラント
金属を使わない、メタルフリーのインプラント
ジルコニアインプラントの材質は人工ダイヤモンドで金属ではありません。国内で使用されているインプラントの材質は金属のチタンでほとんどの患者様に使用できますが、金属アレルギーや掌蹠膿疱症等の皮膚症状を引き起こす場合があります。ジルコニアインプラントは金属ではないので金属アレルギーの心配がありません。
また、金属特有の口腔内に電流を発生させることもなく、電磁波を集めるアンテナの役目をすることもなく安全です。
ジルコニアインプラントのメリット・特長
・負荷をかけられる状態となったときの骨結合率はチタンと遜色ありません。
・チタンインプラントに比べて、ジルコニアインプラントは歯肉に対して、
親和性があり優しい素材です。
・ジルコニアインプラントは色が白色なので、セラミッククラウンをかぶせたときに
根元の歯肉にグレー色(メタルシャドウ)が出ることがないため、より審美的です。
・もしチタンインプラントにより体調不良が起きた場合、チタンインプラント除去と同時に
ジルコニアインプラントを埋め直すことも可能です。
ジルコニアインプラントのデメリット
骨とインプラント体との接触率の高まり始め(オステオインテグレーションを開始する時期)がチタンに比べると遅いのが少々難点となります。
チタンインプラントが3週間〜なのに対して、ジルコニアインプラントは5週間〜となります。
ジルコニアインプラントは前歯のインプラントにもおすすめです
上記は院長高橋伸児による前歯のジルコニアインプラント症例写真です。
1枚目は仮歯を外したところで、歯肉の辺縁が自然な形状に盛り上がっています。
次は最終的なクラウンを装着した写真です。歯肉の色を損なわないので前歯のインプラントにもジルコニアは最適な素材です。