インプラント治療

インプラントとは

インプラント治療とは歯が折れてしまったり、歯周病の高度な進行などで歯を失った場合、骨にチタン又はジルコニアの人工歯根を埋め、一定の治癒期間終了後に歯を被せ御自分の歯と同じように審美的、機能的に回復する治療の総称です。

歯周病治癒後、失った骨、歯肉等の再生治療もできます。

インプラントのデメリット

  • 外科的手術を伴う
  • 治療期間が長期間に及ぶ(通常約2〜3ヶ月)
  • 保険外診療となる
  • メインテナンスのための定期的な通院が必要となる。
インプラント

インプラント治療の流れ

1.初診

口腔検査、必要であればCT撮影し、患者様の意向に沿えるかどうか診断、設計、手術方法、費用、期間等の説明をします。(1時間程度)

※チタンインプラントの場合は使用するインプラントシステムを決めます。

※金属アレルギー等の症状のある方、ガルバニー電流発生が気になる方電磁波が気になる方、金属を骨に埋めることに抵抗のある方にはジルコニアインプラントをお勧めします。

※インプラント相談は無料ですが、CT撮影した場合は1万円(税別)かかります。

2.手術当日

一般診療室にて口腔内の清掃、手術部位の洗浄、消毒、麻酔まで行います。
その後インプラント専用の手術室へ移動して頂き、手術となります。
手術後一般診療室へ戻って頂き、術後の注意事項等の説明をします。

3.手術後1週間(〜治癒期間)

手術後1週間程度で抜糸をします(フラップレス手術の場合は抜糸はありません)問題無ければ治癒期間中1カ月ごとに経過観察させていただきます。

通常約2~3カ月、骨移植した場合は5カ月前後が治癒期間となります。

4.治療中

問題無く治癒期間を経過したら、被せ物の型取りに入ります。インプラントした部位、本数により型取りして歯が入るまでの期間が異なります。

特に前歯部の場合は審美面が要求されますので仮歯で歯肉の形態を整えることが必要です。その分最終補綴物が入るまでの期間がかかります。

5.治療後とアフターケア

最終補綴物が装着されたら、一連のインプラント治療は終了ですが、末長く快適に使用して頂くために定期的な検診が必要です。

インプラントに動揺が起きる主な原因は歯周病菌により感染しインプラントの周囲の骨が溶けてしまい炎症を起こすインプラント周囲炎とインプラントに過度な力がかかる事による負担荷重がありますが、定期的にこれらを含めチェックしていくことが大切です。

定期検診の時期は個人で異なりますが、概ね2カ月~6カ月の間に来院して頂く必要があります。

チタンインプラントだけでなく、ジルコニアインプラントという選択肢もございます。

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